魚偏に虎「鯱」の読み方と由来|海の王者と名古屋城金鯱の謎

魚偏に虎「鯱」の読み方と由来|海の王者と名古屋城金鯱の謎

魚偏に虎「鯱」の読み方と由来|海の王者と名古屋城金鯱の謎の全貌を詳しく解説してご紹介します。

結論から申し上げますと、魚偏に虎(鯱)の読み方は「しゃち」または「しゃちほこ」です。日本漢字能力検定(漢検)では準1級配当の漢字として位置付けられていますが、一般の認知度は極めて高く、看板や地名、観光名所などでも日常的に目にする機会があります。

この文字には原則として中国伝来の「音読み」が存在しません。日本で独自に創作された文字であるため、日本語固有の訓読みである「しゃち」「しゃちほこ」のみが正式な読みとして定着しています(辞書によっては慣用音として「コ」を掲載する場合もありますが、単独で使われることはほぼありません)。

「しゃち」と読む場合は海洋哺乳類のマイルカ科に属する大型肉食獣(Orcinus orca)を指し、「しゃちほこ」と読む場合は城郭の屋根の両端に飾られる装飾瓦(棟飾り)を指すのが通例です。同じ一文字でありながら、生物と建築意匠という全く異なる文脈で使われる点が、この漢字のユニークな特徴となっています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。