近年、特に過酷なIT環境や連続するオンライン業務の中で、怒りも酒も関係なく「目が据わってしまう」現代人が急増している。いわゆるデジタル脳疲労とバーンアウト(燃え尽き症候群)の初期症状だ。
膨大な情報処理に脳の前頭前野が疲弊すると、脳は無駄な視覚情報を遮断しようとする。結果として意識が内側に閉じこもり、視線が空中の一点に固定される。一方で、極度の集中状態(ゾーン)に入ったアスリートやクリエイターにも同様の視線が見られるが、前者は表情が暗く疲弊しきっているのに対し、後者は眼光に精気が宿っている点で決定的に異なる。