かつて山清といえば、健康意識が高いシニア世代に愛される隠れ家的な地域だった。しかし2026年の今、客層は劇的な変化を見せている。日本のZ世代の間で巻き起こった「K-Herb(韓国ハーブ)」ブームが後押しとなり、SNSには緑豊かな山清の風景と、洗練された韓方カフェの写真が次々と投稿されている。
爆買いやコスメ巡りといった都市型の消費旅行から脱却し、自分の身体と静かに向き合うリトリート体験へ。若者はストレスをケアする「自律神経のチューニング」を求めて訪れ、シニア層は本物の伝統医療と美肌の湯を堪能する。世代を超えた旅人たちが同じ空間でそれぞれの癒ややしを見出している点に、今の山清が放つ特別な磁力がある。