日本人の無人島観を長年形作ってきたのは、テレビメディアの挑戦的なエンターテインメントだった。『ザ!鉄腕!DASH』でTOKIOの城島茂が見せた開拓スピリットや、破天荒な体当たり取材で一世を風靡したナスDの過激な映像は、無人島を「生きる力を試す舞台」としてお茶の間に定着させた。
その熱狂は今やグローバルな配信プラットフォームへと舞台を移している。ディスカバリーチャンネルで名を馳せたベア・グリルスのような極限サバイバルの系譜は、Netflixをはじめとするストリーミングサービスの本格的なサバイバルドキュメンタリーへと昇華された。演出されたスタジオを飛び出し、本物のアドベンチャーを追体験したいという欲求が、多くの若者やビジネスパーソンをサバイバルキャンプへと駆り立てている。