作詞家として頂点を極めた後も、彼の表現欲求は留まることを知らなかった。実兄との確執や巨額の債務問題という自らの壮絶な体験を赤裸々に描いた直木賞小説『兄弟』は、文学界にも強烈なインパクトを与えた。作詞という限られた文字数の世界から、長編小説という広大なキャンバスへ。表現者としての彼は、自らの身を削るような執筆を通じて、人間の愛憎を徹底的に描き尽くそうとした。
なかにし礼の栄光と愛憎劇|未公開原稿が明かす昭和歌謡の真実
•
•
1分で読める