韓国ノースフェイスが安い理由について、多くの消費者は「品質が著しく劣るのではないか」と疑念を抱きがちです。しかし、その価格差は品質の良し悪しではなく、製造サプライチェーンの規模感と設計思想の違いに起因しています。
韓国でノースフェイスを展開するヤングワン・アウトドアの親会社であるヤングワングループは、バングラデシュやベトナムなどに巨大な自社生産拠点を保有する世界的OEM企業です。大量一括生産による圧倒的なコストダウンを実現できる体制が整っています。また、日本国内モデルが厳しい登山環境を想定して最高峰のGORE-TEX(ゴアテックス)素材や高度な立体裁断を惜しみなく投入するのに対し、韓国ホワイトレーベルは都市生活に十分な独自素材「DRYVENT(ドライベント)」や撥水加工ナイロンを採用することで、実用性を維持したまま大幅なコストカットを実現しています。
ゴールドウインと韓国仕様の違いを客観的に見ると、過酷な雪山やアウトドアアクティビティを前提とするなら国内モデル一択ですが、通勤・通学やタウンユースにおける防寒とおしゃれを目的とするならば、韓国仕様のコストパフォーマンスの高さは群を抜いていることがわかります。