突然の契約解除から、彼が選んだのは「沈黙」ではなく「行動」だった。多くのタレントがスキャンダルやトラブルの後に表舞台から去っていく中、彼は自らの足で再び歩くことを決意した。ソロとしての第一歩は、決して平坦なものではなかったはずだ。後ろ盾を失い、すべてを自己責任で進めなければならない環境。しかし、その逆境こそが彼の表現力を研ぎ澄ませた。
ライブハウスからスタートしたソロツアーでは、かつての華やかなドームクラスのステージとは異なる、生々しい熱量がそこにあった。観客との距離は近く、ごまかしは効かない。歌声とパフォーマンスだけで勝負する彼の姿に、懐疑的だった世間の目も徐々に変わり始めた。泥臭く、しかし真っ直ぐにエンターテインメントと向き合う覚悟が、そこには確かに存在していた。