福岡大学病院は、高度な医療技術の開発と提供、そしてハイレベルな医療従事者の育成を担う「特定機能病院」として国から承認されている。その心臓部とも言えるのが、365日24時間体制で一刻を争う重篤患者を受け入れる「高度救命救急センター」だ。
広域からドクターヘリや高規格救急車で搬送されてくるのは、重度多発外傷、急性心筋梗塞、脳卒中、重症熱傷など、命の瀬戸際に立たされた患者たち。現場では、救命救急の専門医、集中治療医、専門看護師、臨床工学技士が秒単位の連携で蘇生措置と緊急手術を同時並行で進める。地域医療の最後の砦として機能するこの現場の緊張感は、一般的な総合病院とは一線を画している。