教育投資に対する費用対効果(ROI)やキャリア形成の観点から見ると、地方公立単科系大学への進学は「人生のトレードオフ」を明確に意識する必要があります。
大都市圏の私立大学のような華やかなキャンパスライフ、多彩なサークル活動、繁華街でのモラトリアム消費を第一に夢見ている受験生にとって、射水市の自然豊かな環境は時に退屈に感じられるかもしれません。また、電車通学だけで完結させたい人や、運転免許を取得する予定がない人にとっても、北陸の気候(冬季の積雪や降雨)と相まって生活のハードルが高くなります。
しかし、確固たる専門スキルを身につけ、将来的にメーカーのエンジニア、ITアーキテクト、あるいは中核医療機関の看護師として手堅く高水準な生活を確立したい人にとって、富山県立大学は全国屈指の「高コストパフォーマンス大学」です。少人数制による教授陣の手厚い指導、地域企業との太いコネクション、そして学費を抑えながら先端研究に没頭できる環境は、大都市の大規模私立大学では到底得られない希少な価値と言えます。