館内最大の目玉である無料試食コーナーと製造ラインの見学。当日漬け上がったばかりの「生明太子」をスプーン一杯分贅沢に味わえる試食カウンターは、常に長い列ができる。だが、混雑には明確な波がある。大型観光バスが集中する午前11時から午後1時半のピークタイムを避け、オープン直後の9時台、あるいは夕方16時以降を狙うのが取材で見えた鉄則のルートだ。
ガラス越しに広がる工場エリアでは、衛生管理が徹底されたクリーンルーム内で職人たちが素早い手さばきで原卵を選別し、計量・箱詰めしていく工程をつぶさに観察できる。原料となるスケトウダラの生態から加工プロセスの秘密まで、グラフィックやデジタルサイネージで分かりやすく解説されており、知的好奇心を刺激する工場見学テーマパークとしての完成度は極めて高い。