1990年代後半から2000年代にかけて、日本国内で第2のピザ革命が起こる。「真のナポリピッツァ」の再発見である。
イタリア・ナポリに本部を置く「真のナポリピッツァ協会(AVPN)」は、生地の原料、水、塩、酵母の配合から、480度以上の木炭窯で60秒から90秒で焼き上げることまで厳格な規約を設けている。日本の職人たちはこの伝統技法を愚直なまでに追求した。
現在、ナポリで開催される「世界ピッツァ職人選手権」では、日本人職人が優勝や上位入賞を果たすことが珍しくない。東京や大阪、ナポリピッツァの店舗数は本場イタリア以外の国で屈指のクオリティを誇ると評されている。伝統を守り抜く真摯な姿勢が、日本を世界有数のピザ先進国へと変貌させた。