ここからは、実際にネット上に残されている「キョンシー チビクロ」関連の目撃談や体験談を、プライバシーに配慮しつつ再構成して紹介する。あくまで匿名掲示板やSNS上の投稿であり、客観的事実として立証されたものではない点を先に断っておく。
ある投稿者は「深夜の団地の階段で、両腕を前に突き出したまま跳ねるように移動する小柄な影を見た。反射的に『チビクロだ』と思ったら、急に止まってこっちを向いた気がした」と綴っている。また別の投稿では「心霊スポットとして知られる廃トンネルで、友人が撮影した動画に映り込んだ黒い小さな影が、コマ送りのようにカクカク動いていた。編集ソフトで拡大すると、確かに両腕を伸ばしている」といった具体的な報告も見られる。
動画配信プラットフォーム上では、2026年から2026年にかけて「キョンシー チビクロ 検証」「キョンシー チビクロ 撮れた」と題した短尺動画が断続的にアップロードされている。再生数は数百回から多くて数万回程度と爆発的なヒットには至っていないが、コメント欄には「見てはいけないものを見た気がする」「小さい頃に同じものを見た」といった共感の声が並ぶ。
こうした体験談の多くは、いわゆる「チャイニーズホッピングヴァンパイア」の映像イメージ——前時代的な香港映画のキョンシー——と、幼少期の原風景的な恐怖が結びついている。昭和から平成初期にかけて日本でもキョンシー映画が一大ブームとなったため、30代から50代のネットユーザーにとっては共通の記憶として語りやすい題材なのだ。