4月〜5月にかけて店頭に並ぶ苗の中から、将来高糖度な実をたくさんつける優良株を見極めるポイントは以下の3点です。
- 茎の太さと節間:茎が鉛筆ほどの太さで、節と節の間(節間)が詰まっていて間延びしていないもの。
- 葉の色と艶:下葉まで濃い緑色で、病斑や害虫(アブラムシ、ハモグリバエなど)の食害痕がないもの。
- 第1花房の存在:蕾(つぼみ)がしっかりと確認でき、できれば一番花が開きかけている開花直前の苗を選ぶ(着果ホルモンの働きが安定し、つるボケを防げる)。
また、初心者は病気に強く根の張りが圧倒的に優れている「接ぎ木苗(つぎきなえ)」を選ぶことで、初期成育の失敗確率を大幅に下げることができます。
【プロの結論】栽培環境別・おすすめできる人と慎重になるべき人の判断基準
自身のライフスタイルや栽培環境に合わせて最適な品種を選ぶための判断基準を整理しました。
- 甘さを最優先したい初心者・ベランダ栽培派:『サントリー本気野菜 純あま』または『千果』が最適。強健な性質で失敗が少なく、誰でも安定して糖度8〜10度の果実を収穫できます。
- 最高峰の甘さと食感を追求する中上級者:『シュガープラム』または『CFプチぷよ』が推奨。雨除け設備やこまめな灌水管理を行える環境であれば、青果店でも手に入らない至高のデザートトマトが手に入ります。
- おすすめできない・慎重になるべきケース:日当たりが1日3時間未満の場所で栽培する場合や、数日間の水やり管理ができない完全放任を希望する場合は、高糖度品種はポテンシャルを発揮できません。その場合は、強健で割れにくい『アイコ』を選び、元肥をしっかり施してじっくり育てるのが現実的な選択です。