管理主体の変遷を経て、現在は都市再生機構(UR)が管理・再生を手がける高島平団地。敷地内は緑化が進み、高齢者向け福祉施設や若年層向けのスタイリッシュなリノベーション住戸が次々と導入されている。近代的な住環境への脱皮が進む裏で、不動産業界特有の「忌み番(4や9のつく部屋番号)」の扱いはどうなっているのか。
都内の賃貸仲介関係者はこう明かす。「民間マンションでは、4号室や404号室をあらかじめ欠番にして部屋番号を403の次を405にするケースが珍しくありません。しかしURのような公的賃貸住宅では、厳格な附番規則に基づいて規則正しく番号が振られるのが原則です」。つまり、制度上は404号室が存在するにもかかわらず、民間物件の慣習とのギャップが「公団住宅の404号室には何かあるのではないか」という深読みを生む土壌になっている。