彼女の美への探求を語るうえで欠かせないのが、大手化粧品メーカー「資生堂」とのパートナーシップだ。日焼けや乾燥など過酷な環境に晒される雪上競技において、肌を守りながらアスリートとしての個性を際立たせるコスメティックの知見は、彼女の表現力を飛躍的に進化させた。
ゴーグルやヘルメットを装着した状態でも印象を残すアイメイクの工夫や、汗や冷気に負けないベースメイクの技術。彼女はそれらを単なるお洒落ではなく、パフォーマンスを支える実用的なツールとして吸収していった。自分をどう見せるかというセルフプロデュースの意識は、美意識の高さとともに彼女の内面をより強固なものへと鍛え上げた。