藤本さきこ氏の代名詞とも言えるのが「設定変更ノート術」です。このメソッドは、ノートの上に自分の感情や出来事を書き出し、客観的に自分自身を観察(明らめる=明らかに見る)することから始まります。
設定変更の根幹にあるのは、以下の3つのステップです。
① 現在の自分の事実と感情をノートにそのまま書く
② 自分が無意識に持っている「前提(設定)」に気づく
③ その設定を自分が心地よいものに「勝手に決める(変更する)」
多くの自己啓発やポジティブシンキングが「ネガティブな感情を否定して前向きになろうとする」のに対し、藤本氏の手法は「湧き出た怒りや悲しみもすべて受け止め、自分が勝手に苦しい意味づけをしていたことに気づく」というアプローチを取ります。この泥臭くも現実的な内省プロセスが、生きづらさを抱えていた多くの女性読者の心を掴みました。