葛飾区で一辺の長さがおおむね30センチメートルを超える家具・電化製品・寝具などを処分する場合、公的な手続きとしては「自宅前まで収集に来てもらう戸別収集」と「指定施設へ自ら搬入する持込処分」の2系統が用意されています。多くの区民が何気なく戸別収集を選択しがちですが、ここに最大のコスト分岐点が潜んでいます。
戸別収集を依頼する場合、品目のサイズや重量に応じて定められた「葛飾区粗大ごみ料金表」に基づき、1点あたり400円から2,800円前後の手数料を負担しなければなりません。例えば、ベッドフレーム、スプリングマットレス、タンス、ダイニングテーブルなどをまとめて排出すれば、1回の手続きで5,000円から1万円近くの手数料が発生します。
これに対し、自家用車やレンタカーを活用できる区民にとって破格の優遇措置となるのが持込処分です。葛飾区では、事前申込を済ませた上で指定の「葛飾区粗大ごみ持ち込み場所」へ直接搬入した場合、なんと1世帯につき1年度あたり合計30点まで処理手数料が無料になります。東京23区内でも持込処分を有料(半額程度)とする自治体が多い中、葛飾区が維持しているこの無料枠は、知らなければ確実に損をする決定的な制度差です。
持込処分を利用する際の拠点となるのは、水元公園近くに位置する「葛飾東清掃事務所」(葛飾区東水元4-5-6)です。注意すべきは受入日時であり、原則として「葛飾区粗大ごみ持ち込み日曜日」および年末などの特別指定日のみの受入となっています。平日の持ち込みは受け付けておらず、完全事前予約制となっているため、突発的な持ち込みは固く断られます。車を手配できる環境にあるならば、日曜日の持込枠を確保することが最安の処分ルートとなります。