高校野球史において、2017年から2018年にかけての大阪桐蔭高校は「歴代最強」の呼び声高いチームでした。その黄金期を不動の中心選手として牽引したのが根尾昂選手です。高校2年春のセンバツ優勝を皮切りに、3年春のセンバツ連覇、そして2018年夏の第100回全国高校野球選手権記念大会での全国制覇と、史上初となる同一校による2度目の甲子園春夏連覇を達成しました。
大舞台での勝負強さは群を抜いていました。特に語り継がれているのが、2018年夏の甲子園決勝(対・金足農業)です。根尾選手はバックスクリーンへ豪快なソロホームランを叩き込むと、最終回にはマウンドへ上がり、最後の打者を打ち取って歓喜の胴上げ投手となりました。
甲子園通算の個人成績を見ても、投打両面で残した数字は突出しています。投手としては通算30イニング以上を投げて防御率1点台前半という安定感を誇り、打者としても甲子園史上初となる「センバツ2年連続本塁打」を含む通算3本塁打を記録。重要な局面で必ず結果を出すメンタルの強さは、高校生のレベルを完全に超越していました。