演出された商業作品とは対照的に、現実の重大な犯罪として問題視されているのが、一般客を標的にした隠しカメラによる盗撮や無断撮影である。警察庁のまとめによると、商業施設内での盗撮検挙件数は高水準で推移しており、スマートフォンや超小型カメラの普及が悪質化に拍車をかけている。
各自治体の迷惑防止条例違反や、性的姿態撮影処罰法に抵触するこれらの行為は、れっきとした刑事罰の対象だ。筐体に夢中になっている隙を狙ったローアングル撮影や、両替機周辺などでの待ち伏せ行為に対しては、被害者の尊厳を傷つける卑劣な犯罪として厳罰化が進んでいる。