市川市の市長選挙は、過去の歴史を振り返ってもドラマチックな展開が続いてきた全国屈指の注目選挙区です。
象徴的だったのが2017年の市川市長選挙です。候補者が乱立した結果、誰も法定得票数(有効投票総数の4分の1以上)に達することができず、公職選挙法に基づく「再選挙」が翌2018年に実施されるという極めて異例の事態に発展しました。その後当選した村越祐民前市長の時代には、公用車導入や庁舎シャワー室設置などを巡り市議会や市民との間で激しい対立が生じました。
そうした混乱を経て行われた2026年の前回選挙では、6人が出馬する大混戦の中、市政刷新を掲げた田中甲氏が約6万5千票を獲得して初当選を果たしました。前回の投票率は38.45%にとどまっており、無党派層や20代〜40代の現役世代がどれだけ投票所に足を運ぶかが、今回も当落のボーダーラインを大きく左右します。