2026年現在の最新臨床データによれば、特定の処方薬と柑橘類を組み合わせた際に起こる危険な臨床症状がより細かく分析されるようになった。特にリスクが高いとされるのが、血圧を下げる降圧剤(カルシウム拮抗薬など)や、悪玉コレステロールを低下させる脂質異常症治療薬(スタチン系薬剤)のグループだ。
これらの医薬品を服用している人が文旦を一緒に摂取すると、体内で薬の分解が妨げられ、通常よりもはるかに高い濃度の薬が血液中に留まり続けてしまう。その結果、急激な血圧低下によるめまいやふらつき、最悪の場合は意識障害や横紋筋融解症といった深刻な副作用を発症するおそれがある。決して「少し食べただけだから大丈夫」と楽観視することはできない。