運動生理学の第一人者であり、『NHKみんなの筋肉体操』の番組指導でもおなじみの谷本道哉氏は、効果的な筋トレにおいて「フォームの正確性とエキセントリック(伸張性)収縮の意識」が不可欠であると強調する。
谷本氏が提唱する理論をベースにした体幹トレーニングでは、ゴムの戻ろうとする力に逆らいながら、ゆっくりと筋肉を伸ばしていくプロセスが極めて重視される。「筋肉を休ませない」という基本原則をゴムチューブで実践すると、わずか数分の運動でも劇的な運動量へと跳ね上がるのだ。
「浅い回数を何百回重ねるよりも、限界まで追い込む丁寧な10回が身体を変える」。専門家が口を揃えて指摘するこの本質こそ、まさにゴムチューブを使った腹筋エクササイズの根幹をなす考え方である。