宮崎大輔氏の知名度を決定づけたのは、2000年代中盤にTBS系列で放送された大型特番『最強の男は誰だ!壮絶9番勝負 スポーツマンNo.1決定戦』でした。プロ野球選手、Jリーガー、陸上五輪メダリストなど各界の超一流アスリートが集結する中、驚異の跳躍力と無尽蔵のスタミナを発揮。巨大跳び箱「モンスターボックス」での高記録樹立や、俊敏性を競う「ビーチフラッグス」「ショットガンタッチ」で並み居るスターを圧倒し、総合優勝を3度達成しました。
この番組での大活躍により、「ハンドボール=宮崎大輔」という強烈なパブリックイメージが日本中に浸透しました。日本リーグの会場には従来のファンだけでなく多くの女性客や子供たちが詰めかけ、立ち見が出るほどのブームを巻き起こしたのです。
しかし、この爆発的な人気の裏で、選手本人は「ハンドボールの競技結果ではなくタレント選手として見られるプレッシャー」や「自身が結果を出さなければ競技全体の評判が落ちるという重圧」と孤独に戦っていました。自著や当時の手記でも、華やかなテレビ番組の収録直後に実業団の過酷な練習に戻り、身体を酷使し続けた苦悩が克明に綴られています。