一連の「エロ禁止」の波に対し、ネット上やクリエイターコミュニティでは強い危機感と反発の声が渦巻いています。「日本の伝統的なサブカルチャー表現が、米国発の価値観やカード会社の独占的地位によって一方的に抹殺されている」「表現の自由に対する事実上の民間検閲ではないか」という批判は根強く、SNS上では定期的に決済会社や大手プラットフォームに対する抗議運動が巻き起こっています。
一方で、一般層や保護者層からは「検索時やタイムラインに無差別にグロテスク・過激な性的画像が流れてくる状況は異常だった」「子どものスマホ利用を考えると、適切なゾーニングと規制強化はやむを得ない」と、規制の流れを歓迎する意見も少なくありません。
この対立の本質は、「成人向け表現の存在そのものの是非」ではなく、「オープンな公の場と、クローズドな嗜好の場の棲み分け(ゾーニング)がWeb上で破綻したこと」にあります。プラットフォームが過度な拡散性を追求した結果、見たくない人の目にも触れる事態が常態化し、結果として国際的な強硬規制を呼び込む引き金となったのは皮肉な現実です。