アーティストとしての表現の自由を追求するため、1979年にレコード会社「ポリスター」の設立に参画したことは、彼のキャリアにおける重要な転換点であった。既存のメジャーレコードレーベルの枠組みにとらわれず、クリエイターが自らの音楽表現を主導できる環境を目指した挑戦だった。
この挑戦を支えたのは、アリスの盟友である堀内孝雄や、音楽的リスペクトで深く結ばれていた加山雄三ら、志を同じくするミュージシャンたちとの固い絆であった。互いの才能を認め合い、刺激し合う関係性が、数々の名曲が生み出される原動力となった。彼らの友情とビジネス上の先駆的な試みは、後の日本のインディペンデントレーベルの草分け的存在として高く評価されている。