自分だけの作品を完璧に仕上げるには、ちょっとしたコツが必要だ。吹きガラス体験において重要なのは、息を吹き込む力加減と竿を回すリズムのシンクロだという。
「最初から上手く作ろうと構えすぎないこと」と職人は微笑む。吹き竿に巻き取った溶けたガラスは、一秒ごとに形を変えていく。欲を張らず、ガラスの自然な流動に身を任せることで、かえって歪みの美しい世界に一つだけの作品が完成するのだ。色ガラスのパウダーを散りばめる配置や、泡を巻き込むテクニックなど、職人の丁寧な指導があるからこそ初心者でもプロ顔負けの仕上がりが実現する。