Q1:冠位十二階で最も高い位と最も低い位は何ですか?
A1:最高位は濃い紫色の冠を着用する「大徳(だいとく)」、最も低い位は薄い黒色の冠を着用する「小智(しょうち)」です。
Q2:冠位を授かった人の子供は、その地位を受け継ぐことができましたか?
A2:受け継ぐことはできません。冠位十二階は「個人一代限り」の叙位であり、世襲を禁じて本人の実力や功績を評価する点に最大の特徴がありました。
Q3:なぜ「徳」だけ五行思想(木火土金水)に入っていないのですか?
A3:古代中国の儒教・五常思想において、「仁・義・礼・智・信」のすべてを包摂する最上位の概念が「徳」とされていたためです。五行思想をベースにしつつ、全体を統括する超越的な階級として徳が配置されました。
Q4:冠位十九階との大きな違いは何ですか?
A4:冠位十二階は大豪族が除外され12階層にとどまっていましたが、冠位十九階は大化の改新後に制定され、蘇我氏などの上層貴族も包含した上で、官僚制の発達に合わせて19段階へと階級が大幅に細分化されました。