SNSやオンラインコミュニティの普及に伴い、「じゃけぇ」の受容のされ方は大きく変化しています。かつての「怖い方言」という一辺倒な見方から、「親近感が湧く」「リズムが小気味よい」というポジティブなカルチャー言語へとシフトが進んでいます。
X(旧Twitter)やYouTubeの配信シーンでは、地方出身のクリエイターやVTuberが素のリアクションとして「じゃけぇ!」とツッコミを入れる場面が愛され、ネットミームとしても定着しています。テキストチャット上でも、「それな」と同等の強い肯定・共感を表すスラングとして「じゃけぇそれよ(=まさにそれ)」が全国の若年層にカジュアルに使われる事例が確認されています。
地域言語調査においても、広島・岡山在住のZ世代はビジネスや対外的な場面では標準語を使い分けつつ、友人同士の親密な会話ではアイデンティティの象徴としてあえて「じゃけぇ」を誇りを持って使い続けている実態が明らかになっています。