今回の契約更改で最も注目されたのが、球団からの複数年提示を小園側が固辞し、単年契約を選択した点だ。これには当然、将来的なポスティングシステムを利用したメジャーリーグ(MLB)挑戦への思惑が透けて見える。すでにアメリカの複数球団のスカウトが、小園の身体能力とユーティリティ性に熱い視線を送っているのは公然の秘密だ。
だが、本人は「先のことは本当に考えていない。ただ、毎年が勝負だという緊張感を自分に与え続けたかった」と語る。退路を断ち、単年勝負に挑む。そのヒリつくような決意こそが、彼をさらなる高みへと押し上げる原動力なのだろう。