悲惨な離婚劇を、ただの「不幸な事件」で終わらせなかったのがテレビ業界の凄みだ。テレビ東京の『ゴッドタン』をはじめとする名物バラエティ番組では、和田の悲劇が繰り返しフィーチャーされた。「不幸な男」としてのキャラクターが確立され、番組内での「芝居」や「ドッキリ企画」を通じて、和田の歪んだリアクションや素顔が包み隠さず暴かれていく。
さらに近年では『ABEMA』のネット配信番組やトークライブなどでも、当時の生々しい裏話や心情が本人の口から直接語られている。当事者しか知り得ない裏側や、事件直後の控え室での空気感、さらには周囲の芸人たちがどのように彼を弄び、そして救ったのかというエピソードは、今やバラエティの伝説的なコンテンツとして語り継がれている。悲劇をドキュメンタリー的な笑いへと変貌させた番組スタッフと芸人たちの力技は、視聴者に強いインパクトを与えた。