累の最大の特徴は、鋼鉄をも凌駕する硬度を誇る「クモの糸」と、それを自在に操る卓越した戦闘能力です。通常の鬼殺隊士の放つ日輪刀は糸に触れた瞬間にへし折られ、隊士たちは成す術もなく蜘蛛の巣に絡め取られて命を落としました。
累が冠していた階級は「下弦の伍」でしたが、公式ファンブック等の設定でも明かされている通り、その潜在的な戦闘力は「下弦の壱や弐に匹敵するレベル」に達していました。本来であれば十二鬼月の序列を上げる「入れ替わりの血戦」に挑んで上位の数字を得ることも可能だった実力者です。
それでも累が下弦の伍に留まり続けたのは、数字や地位への執着が一切なく、自身の能力と血を那田蜘蛛山の「家族役の鬼たち」へと分け与えていたためでした。力を分散させてなお炭治郎を絶望の淵へと追いやった事実は、累本来のポテンシャルの高さを如実に物語っています。