無一郎の人生は、過酷な悲劇と隣り合わせだった。「刀鍛冶の里」での戦いを通じて失われていた過去の記憶を取り戻し、ようやく年相応の感情と笑顔を取り戻した矢先、無限城での過酷な決戦が訪れる。
双子の兄・有一郎を鬼に殺され、「無一郎の『無』は『無限』の『無』」と言い残された過去。自分がなぜ生き、なぜ刃を振るうのか。その問いの答えを得た直後の死は、一見するとあまりにも酷である。しかし、最期に彼が黄泉の国で兄と再会を果たした場面は、ファンに救いを与えた。兄の有一郎は「こんなところで死ぬな」と泣き叫んだが、無一郎は「僕は幸せだった」と穏やかに微笑んで見せたのである。