『鬼滅の刃』童磨の過去と狂気|なぜ感情なき教祖は鬼となったのか

『鬼滅の刃』童磨の過去と狂気|なぜ感情なき教祖は鬼となったのか

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両親の死後もそのまま万世極楽教の教祖を務め続けていた童磨は、20歳の時に鬼の始祖・鬼舞辻無惨と邂逅します。この出会いこそが、彼が鬼となった決定的な契機でした。

無惨から血を与えられ鬼となった童磨は、類稀なる戦闘の才覚と高い再生能力を発揮し、瞬く間に「上弦の陸」へと登りつめます。その後、猗窩座(あかざ)よりも後から鬼になったにもかかわらず、あっさりと階位を追い抜き「上弦の弐」にまで上り詰めました。

童磨が鬼となった根底には、一般的な鬼のような「生きることへの執着」や「強さへの渇望」はありませんでした。彼にとって人間を喰らう行為は、単なる捕食ではなく「愚かで救われない人間を自分の身体に取り込み、永遠に共に生きることで成仏させてあげる真の救済」だったのです。この狂気に満ちた歪んだ慈悲こそが、童磨という怪物の真の恐ろしさと言えます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。