物語のグランドフィナーレとなる原作第205話では、時代は大正からおよそ100年後の「現代の東京」へと舞台を移します。鬼のいない平和な世界で、激闘を駆け抜けた隊士たちの子孫や転生者たちが、平穏で幸福な日常を謳歌する姿が描かれます。
- 竈門 炭彦・カナタ:炭治郎とカナヲの子孫。炭彦は驚異的な身体能力を持つ高校生、カナタは眼鏡をかけた聡明な青年。
- 我妻 善照・燈子:善逸と禰豆子の子孫。善照は曾祖父の残した『善逸伝』を読んで涙を流し、燈子は姉としてしっかり者の一面を見せる。
- 嘴平 青葉:伊之助とアオイの子孫。植物学者となり、「青い彼岸花」が年に数日、昼間だけ咲く性質を発見(うっかり枯らして職を追われるコミカルな描写も)。
- 転生した柱たち:定食屋を営む仲睦まじい夫婦として結ばれた伊黒と甘露寺、メガソーラーの将棋大会で競う悲鳴嶼や無一郎の転生者、警察官として治安を守る実弥と玄弥の姿など、命を散らした英霊たちが救われる情景が丁寧に描写されています。
炭彦の家の玄関には、大正時代に鬼殺隊士全員で撮影したセピア色の集合写真と、炭治郎の日輪刀の鍔、耳飾りが大切に飾られており、彼らが命がけで繋いだ平和の重みを静かに物語っています。