累の台詞には、冷酷な鬼としてのエゴイスティックな一面と、純粋な少年の孤独が同居しています。物語を象徴する名言を振り返ります。
「家族ならお互いに庇い合うのが当然だろう。それができないなら、家族でいる意味なんてない」
家族という概念を絶対視しながらも、役割を果たせない者を容赦なく切り捨てる累の歪んだ価値観が凝縮された言葉です。
「僕たち家族の静かな暮らしを邪魔するな」
那田蜘蛛山に入ってきた鬼殺隊士たちに向けた言葉。どれほど偽物であっても、累にとっては必死に守りたかった唯一の「居場所」であったことが伺えます。
「ごめんなさい…全部僕が悪かったよ…」
消滅の間際、両親の魂に抱かれた累が絞り出した最期の言葉。無惨の呪縛から解き放たれ、一人の幼い子どもに戻った累の涙は、視聴者の涙腺を激しく揺さぶりました。