『鬼滅の刃』のファンアートやイラスト制作において、キャラクターの「似せ方」の8割は目の描き方に集約されると言っても過言ではありません。原作特有の雰囲気を再現するための具体的な作画ポイントを解説します。
1. 主線(輪郭)のメリハリと太さのコントロール
鬼滅風の瞳を描く際、上まぶたのラインはやや太く、毛筆のような入り抜きの強弱を意識します。特に炭治郎や義勇などの男性キャラは、角張ったシルエットの中にシャープな直線を混ぜることで、武士らしい引き締まった表情が生まれます。
2. 独特なトーン風グラデーションとハイライトの配置
一般的な現代アニメ調の瞳は複数の白いハイライトを多用しますが、本作のデザインは「ハイライトを控えめにする」のが最大のコツです。瞳の上半分を濃い暗色でしっかり落とし、下半分に細かな斜線(カケアミ)やドット調の明るい階調を配置することで、大正時代のレトロな質感とキャラクターの真摯な眼差しが再現できます。
3. 鬼を描く際の「白目と瞳孔」の差異化
鬼を描く場合は、人間キャラと明確に対比させます。瞳孔を縦に細く絞り、白目部分に薄い血管の赤みや不穏なシャドウを乗せることで、一瞬で人間離れした恐怖感と緊張感を演出することが可能です。