ナボナといえば、読売ジャイアンツの巨星・王貞治氏が出演した伝説的なテレビCM(「ナボナはお菓子のホームラン王です」)で全国的な知名度を獲得しました。王氏と亀屋万年堂の創業者・引地末治氏の親交から生まれたこのキャッチコピーは、昭和の贈答文化の象徴として今も語り継がれています。
グループ再編後の口コミやSNSの声を定点観測すると、消費者の評価は明確な変化を示しています。
- 高評価の声:「昔のナボナは口の中の水分が持っていかれる感覚があったが、今のものは驚くほど生地がふんわり・しっとりしていて美味しい」「中のチーズクリームの塩気とコクのバランスが明らかに良くなった」「1個あたりの価格が手頃なのに高級感がある」
- 懐古・慎重な声:「あの独特の軽いパサつき感こそがナボナのアイデンティティだったと感じる部分もある」「パッケージのデザインが洗練されすぎて、昔ながらのレトロ感が少し薄れた」
現場取材で見えてきたのは、「シニア層の定番ギフトから、30〜40代ファミリー層の日常使いへの顧客拡大」です。自由が丘総本店をはじめとする各店舗では、ナボナの単品購入や季節限定フレーバーを求める若い世代の来店比率が確実に増加しています。