転機が訪れたのは高校1年生の時だ。母親が応募した「アミューズ全国オーディション2009」だった。当時の吉沢は、将来の夢も明確にはなく、ただ何となく日々を過ごしていたという。オーディションへの参加を決意させたのは、グランプリの賞金「100万円」だった。
結果はライトキーパー賞(特別賞)の受賞。これを機に、彼は芸能界という未知の世界へ足を踏み入れることになる。もしこの時、母の勧めがなければ、私たちは俳優・吉沢亮に出会うことはなかったかもしれない。自発的ではなかったスタートが、やがて彼の天職へと変わっていくプロセスは、実に興味深い。