「国会議事堂の食堂は一般開放されているのか」という問いに対する正確な答えは、「議事堂本館と議員会館で利用条件が大きく異なる」です。インターネット上の情報ではこの二つが混同されがちですが、訪問前に正確な区分を把握しておく必要があります。
まず、中央塔や本会議場がある「国会議事堂本館」の地下にある衆議院・参議院の議員食堂は、日常業務を行う国会議員、秘書、国会職員、記者クラブ所属の報道関係者向けの福利厚生施設です。一般人が本館へ立ち入る通常の参観(見学)ルートには食堂利用が含まれておらず、飛び込みでの飲食利用は認められていません。本館食堂を利用できる例外は、議員の紹介や同伴がある場合、または特定の参観プラン等に限られます。
その一方で、議事堂のすぐ裏手に位置する「衆議院第1議員会館」「衆議院第2議員会館」「参議院議員会館」の地下食堂・レストラン街は、一般人の利用が公式に認められています。議員会館の1階受付で所定の入館手続き(来館者受付票の記入・手荷物X線検査)を済ませて通行証を受け取れば、誰でも自由に飲食エリアへ立ち入ることができます。
敷居が高そうに見える永田町ですが、ルールさえ守れば誰でも日常的に「国会ランチ」を楽しめる環境が整っています。