受験生の間に根強く残る誤解が、「英語がペラペラならICUに合格できる」という言説です。これは完全な誤りです。
ICUの入試問題の本質は、言語能力そのものではなく「深い教養(リベラルアーツ)と論理的思考力」です。一般選抜で課される独自科目「総合教養(ATLAS)」では、人文科学・社会科学・自然科学を横断する長大な講義を聴き、その場で複数の学問領域を融合させた設問に解答します。これは知識の詰め込みでは一切対応できず、初めて触れる高度な概念をその場で咀嚼し、構造化する知的能力が試されます。
また、国際基督教大学の就職先に関しても、「リベラルアーツは実学ではないため就職に不利」という言説はデータによって完全に覆されています。主な進路先には、マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストン コンサルティング グループといった外資系戦略ファーム、三菱商事や三井物産などの総合商社、外資系IT、メガバンク、国際連合をはじめとする国際機関がずらりと並びます。卒業生の約2割が国内外の難関大学院へ進学する点も、高度な学術的探究力を物語っています。