大手レビューサイトやSNS上の読者コミュニティを定点観測すると、エロ度が高いBL漫画に対する評価軸は非常に繊細であることが浮き彫りになります。
読者の生の声で最も多く見受けられるのは、「エロの頻度が高ければ良いわけではない」という指摘です。ある人気レビューアーの手記には次のような率直な意見が記されています。
「前戯から挿入までの心理的タメがしっかり描かれているからこそ、いざ繋がった瞬間の喘ぎや表情の変化が胸に刺さる。身体だけを動かしている作業的なエロ漫画は途中で飽きてしまうが、攻めの指先一つに込められた熱量が伝わる作品は何度でも読み返してしまう」
また、電子コミックの利用実態として、「まずは無料試し読みで絵柄と喘ぎ声のトーンをチェックし、合致した場合に即座に全巻購入する」という購買行動が完全に定着しています。特に電子書籍ストアごとの「先行配信期間(他社より1〜3ヶ月早い配信)」や「限定描き下ろしペーパーの有無」が、コアファンの購入決定を大きく左右しています。