近年の彼女を語る上で欠かせないのが、映画『リボルバー・リリー』で魅せた圧倒的なアクションシーンだ。激しい立ち回りと凄絶な銃撃戦の連続。過酷を極める撮影現場にあっても、弱音一つ吐かずに徹底的に肉体を追い込む姿勢は、まさに職人の如きストイックさだった。
どんな困難な要求にも真っ向から応える粘り強さ。それは、天候に左右されながらも黙々と畑を耕し続けた父の背中から学んだ「逃げない心」そのものだった。可憐なヒロインからハードなアクションまで自在に演じ分ける表現力の幅広さは、強固な精神的バックボーンがあるからこそ成立している。