鋼鉄の骨格に包まれる以前、彼は「カイメイン・ジャイ・シーラル」という誇り高い名を持つ戦士だった。惑星カリーに生を受けたカリーシュという種族の出身である。過酷な自然環境と絶え間ない部族間抗争の中で育ったカイメインは、幼少期から卓越したスラグスローワー(実弾狙撃銃)の腕前を誇り、同胞たちから生きる伝説として崇められていた。
当時のカリーシュは、好戦的な昆虫型種族ヤムリィによる侵略と略奪に晒されていた。カイメインは民を率いて立ち上がり、圧倒的な戦力差を覆すゲリラ戦を展開する。泥にまみれ、血を流しながら戦場を駆け抜けた彼の顔には、獣の骨から削り出された仮面が常に掲げられていた。それは恐怖を植え付けるための象徴であり、同胞の命を背負う英雄の矜持そのものだった。