派手な呼び込みが続く大通りから一歩足を踏み入れ、市場通りや香港路などの細い路地に入ると、地元住民や近隣のビジネスパーソンが日常的に通う横浜中華街のランチ穴場が姿を現します。
観光地価格とは一線を画す平日限定の定食ランチを提供する「愛群(アイチュン)」の牛バラ肉ご飯や、「山東(サントン)」の水餃子は、長年培われた本場の味付けをリーズナブルに堪能できる代表格です。路地裏の店舗は席数が限られているものの、回転が早く、料理の提供スピードと鮮度の高さが際立っています。
本格派の蒸し小籠包を味わいたいなら、中華街の小籠包名店として名高い「上海豫園(シャンハイヨエン)」が外せません。極薄の皮の中に閉じ込められた澄んだスープは雑味がなく、生姜と黒酢を少し添えるだけで肉の旨味が口いっぱいに広がります。職人がガラス越しに包む様子を眺められるライブ感も魅力の一つです。