本来の楽曲の意味から離れ、体毛の呼称として独り歩きを始めたギャランドゥですが、単なる下品な下ネタに堕ちなかった点にこの言葉の特異性があります。
「へそ毛」や「腹毛」と直接口にするよりも、どこかユーモラスでポップな響きを持つため、テレビの地上波放送や女性誌のアンケートなどでも使いやすいマイルドな表現として重宝されました。『タモリ倶楽部』や各種トーク番組でも定番のスラングとして愛され続け、世代を超えて受け継がれる類まれな俗語となったのです。
昭和の歌謡曲が生んだひとつのフレーズが、ラジオの深夜トークとお笑い文化の後押しを受け、半世紀近くにわたって日本語のボキャブラリーに残り続けている事実は、日本のポップカルチャーの柔軟さを象徴しています。