当然ながら、発表当初はすべてのファンが手放しで歓迎したわけではない。SNS上では一部の愛好家から「伝統の破壊だ」「センチュリーの誇りを捨てた」といった批判が巻き起こり、ちょっとした炎上状態となる場面もあった。これまでの重厚なイメージを愛する層にとっては、流行のクロスオーバーフォルムを取り入れたことが受け入れがたかったのだろう。
さらに「セダンタイプは廃止されるのではないか」「GRブランドのスポーティ仕様は品格を損なうのではないか」といった噂の真相についても関心が集まった。だが実際のところ、セダンモデルも並行して受注生産が続けられており、顧客の用途に応じた完璧な選択肢を用意することがトヨタの狙いだった。炎上を乗り越え、実車が市場に行き渡るにつれて、その圧倒的な完成度が評価を一変させることとなった。