では、構造的な折れ曲がりに対して、私たちはどう立ち向かえばよいのか。水上医師らが提唱し、臨床現場で高い成果を上げているのが、外側から物理的に腸のねじれをほどく「腸マッサージ療法」だ。薬に頼り切るのではなく、物理的な引っかかりを自らの手で解除する即効性のあるアプローチである。
最新の指導手順によれば、ポイントは「上体ひねり」と「揺さぶり」の組み合わせだ。朝の起床時や入浴後、仰向けに寝た状態で膝を立て、腰を左右にゆっくりと揺らしながら、左下腹部や肋骨の下あたりを優しくタッピング・押し揉みする。これにより、骨盤内に落ち込んだり折れ曲がったりした腸管に揺らぎを与え、滞っていた便とガスの移動を速やかに促すことができる。