スマホの電源が入らない時の原因と自力復活術|修理前の見極め方

スマホの電源が入らない時の原因と自力復活術|修理前の見極め方

スマホの電源が入らない時の原因と自力復活術|修理前の見極め方に関する主要なデータを詳しく解説いたします。

ネット上には、スマートフォンが起動しない際の民間療法的な裏技が散見されますが、その多くは精密機器の構造を無視した極めて危険な行為です。誤った初動によって、本来なら安価に復旧できたはずの端末を「完全な文鎮化(復旧不能)」へと追い込んでしまうケースが後を絶ちません。

誤解1:端末を冷蔵庫や冷凍庫で冷やす

「熱暴走でフリーズした端末を冷やすために保冷剤を当てる、あるいは冷凍庫に入れる」という手法は絶対に避けてください。急激な温度変化は端末内部に深刻な「結露」を発生させます。内部に水滴が充満し、基板全体をショートさせて一撃で全損に至ります。

誤解2:水没端末を米びつやシリカゲルに入れて数日放置する

乾燥剤や生米の中に水没スマホを入れる方法は有名ですが、内部に浸入した水分の完全乾燥には数日を要します。その間に水分中の不純物(塩素、塩分、ミネラル)が基板金属の酸化・腐食を急速に進行させます。乾燥した頃には回路パターンが腐食で断線し、二度と通電しなくなるのが実情です。

誤解3:非正規の怪しいPC用復元ソフトを片っ端から試す

電源が入らない端末をPCに接続し、ネット上で見かける無料のデータ復元ツールを実行することは推奨されません。不安定な電源状態で無理にブートローダーの書き換えを試みるソフトが多く、結果としてストレージのパーティションテーブルが破壊され、専門業者でもデータ復旧が不可能になる二次被害が多発しています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。