日本国内のK-POPファンや語学学習者が、ネットスラングの危険性を軽視したことで巻き込まれたトラブルは、SNSや知恵袋などでも頻繁に報告されています。
留学生が語った「冗談のつもりが一瞬で空気が凍りついた」瞬間
ソウル市内の語学堂に留学していた日本人女性(20代)は、自身のSNSで次のような苦い失敗談を明かしています。
「仲良くなった現地の大学生たちと飲み会をしていたとき、ドラマの真似をしてふざけて『ヤ!ケッセッキヤ〜(おい、この野郎〜)』と笑いながら言ったんです。その瞬間、個室の空気が完全に凍りつきました。周りの韓国人の顔から一瞬で笑顔が消え、一番親しかった友人が真顔で『日本人だから許すけど、外で二度とそれを口にしちゃダメだ。本当に刺されるよ』と警告されました。穴があったら入りたいほどの羞恥心と恐怖を感じました」
心理的バウンダリー(境界線)と儒教的ヒエラルキーの壁
社会言語学の見地から見ると、韓国社会は「ウリ(私たち=内側の身内)」と「ナム(他人=外側の人間)」を明確に区別する心理的バウンダリーを持っています。男性同士が幼少期からの無二の親友(いわゆるチュッコ(竹馬の友))であれば、親しみを込めて乱暴な言葉を使う文化も一部存在します。
しかし、それは数年以上の過酷な苦楽を共にした関係値があるからこそ例外的に許容されているに過ぎません。外国人学習者がその文脈を無視して上辺だけ真似をすることは、相手の内足を踏み荒らす致命的な無礼と見なされます。