韓国最大の闇「兄弟福祉院事件」の真相と国家賠償の現在【2026】

韓国最大の闇「兄弟福祉院事件」の真相と国家賠償の現在【2026】

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Q1:兄弟福祉院事件とは、結局どのような事件だったのですか?
A1:1975年から1987年にかけて、韓国・釜山の社会福祉施設「兄弟福祉院」において、浮浪者の保護を口実に一般市民、子ども、学生らを不法に拉致・監禁し、強制労働や虐待、拷問を組織的に行った国家主導の人権侵害事件です。公式記録だけでも513人が死亡し、数千人が心身に深い傷を負いました。

Q2:身元がしっかりしている一般人や子どもまでなぜ収容されたのですか?
A2:内務部訓令410号により「浮浪の恐れがある」という曖昧な理由での拘束が認められていた上、警察には収容実績のノルマが、施設側には収容人数に応じた巨額の国庫補助金が支給される仕組みがあったためです。頭数を増やす目的で、街を歩いていた一般人や迷子が意図的に身元確認をされず連行されました。

Q3:首謀者の朴仁根院長は相応の刑罰を受けたのですか?
A3:受けていません。事件発覚当時、全斗煥軍事政権の圧力によって監禁や暴行などの重大犯罪は無罪とされ、わずか2年6ヶ月の懲役(横領罪等)で釈放されました。出所後も巨額の財産を保持したまま福祉法人を運営し続け、2016年に86歳で死亡しています。

Q4:現在の跡地を訪れることはできますか? 何か展示などはありますか?
A4:釜山広域市沙上区周礼洞の跡地は、事件後に解体され、現在は高層マンション群や住宅街となっており当時の建物は残っていません。長らく案内板等もありませんでしたが、近年は市民団体や行政による追悼碑の建立や歴史の保存活動が進められています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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